うつの方向け宿泊型転地療養サービス「ムラカラ」への疑問にQ&Aでお答えします!

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2020年秋にリヴァが提供を開始する、うつの方向けの転地療養サービス「ムラカラ」。前回の記事ではサービスの概要や立ち上げの理由について担当スタッフに聞きましたが、公開後には予想を超える反響をいただきました。その中で「より詳細な情報を知りたい」という声もお寄せいただいたため、今回は現地(奈良県下北山村)での過ごし方や復職・再就職までの流れ、利用料金などについて、Q&A形式でより具体的にご説明します。

Q「ムラカラ」というサービス名の由来は?

ムラカラには私たちの“2つの思い”が込められています。

1つ目は「村から再出発する」。精神疾患を理由に休職・離職した方に「下北山村から再出発していただきたい」という思い。

2つ目は「のチカラを借りる」。村の人や自然の力を借りて、新たな人生の一歩を踏み出してほしいという思いです。ムラカラ_ロゴ

Q ロゴはなにを表している?


ロゴのモチーフになっている「切り株から生えた若芽」は“ひこばえ”といい、古くから春の象徴として親しまれてきたものです。切り株の年輪はその方が積み重ねた生き方を、若芽は新しい人生の始まりを表現しています。

Q 村で取り組む「プログラム」の詳細が知りたいのですが?

ムラカラでは、弊社が運営するリワーク・就労移行支援施設「リヴァトレ」のメソッドを活用したプログラムを提供します。そのプログラムを通じて、利用者の皆さんには下記の4つのことに取り組んでいただきます。

①健康を維持できる生活習慣の獲得
②ストレス対処力の向上
③職場で働く力の回復・向上
④働き方・生き方の再構築

また、ムラカラでは「少人数制」「共同生活」「村民の方々との交流ができる」という特長を活かして、スタッフとじっくりと話し合いながら自分に合ったストレス対処を身に付けたり、利用者さん同士はもちろん、地元の方や地域おこし協力隊員、移住者の方々などとのコミュニケーションを通じて「より多様なライフキャリアを検討し、自分らしい生き方へと一歩踏み出すこと」を目指していきます。

①健康を維持できる生活習慣の獲得

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精神疾患の療養中は家で過ごすことが多く、生活習慣が乱れがち。まずは「健康の3要素」である食事・運動・睡眠を見直し、日中に無理なく活動するための体力を養うのが重要です。

独力であれば大変ですが、ムラカラでは共同生活の中でスタッフとこまめに相談しながら、無理なく着実にステップアップしていくことができます。実際、過去の短期宿泊プログラムに参加した方の中には「朝が苦手で気分もふさぎがち」という方もいましたが、村で過ごすうちに午前中から活動しやすくなり、表情も明るくなっていきました。

〈食事〉
朝夕の食事は、地元産の野菜を使った手料理をシェアハウスで召し上がっていただきます。昼食は当番制なので、食品に含まれる栄養素やバランスのよい食事についての知識も身に付けられて、復帰後のセルフケアにも役立ちます。

〈運動〉
ムラカラでは農作業や村のお手伝いなどで体を動かす機会もたくさん提供します。また、周辺は世界遺産に指定されるほどの自然に恵まれているので、外に出て活動をするのが毎日楽しみになりますよ。そんな風に生活しているうちに、無理なく体力を付けられるでしょう。

〈睡眠〉
睡眠の質は、しっかり朝食を摂り、日中適度に体を動かすことで向上していくといわれます。村の夜は静かで周囲に明かりも少ないので、日々の英気をしっかり養える環境です。

②ストレス対処力の向上

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うつ病は再発することが多く、厚生労働省の報告によれば、その確率は実に約60%。原因の一つは、症状が回復しても仕事や日常生活のストレスがかかると再びうつ的な思考に陥り、体調を崩すきっかけになってしまうから。復帰後に長く健康的に働き続けるためには、様々な精神的負荷への対処方法を身に付けることが重要です。

ムラカラではCBGT(集団認知行動療法)やアサーションなどの一般的なストレス対処方法について学ぶのに加えて、世界的なIT企業の研修にも取り入れられて近年特に注目が集まっている「マインドフルネス瞑想」に取り組みます。

マインドフルネス瞑想とは「怒りや不安などから距離をとった中立的な物事の捉え方」に思考をシフトすることを目的とする瞑想法。人は誰しも過去の行動に対する後悔や、思い通りにならずに怒りに囚われ、同じことを考え続けてしまうときがありますよね。メンタル疾患を抱えている方は特にその傾向が強く、マイナス思考から抜け出せずに人一倍疲れてしまったり、変化を起こすための行動がしづらくなってしまったりする場合が多いのです。「マインドフルネス瞑想」を身に付ければ、ストレス対処法の選択肢が増えるのはもちろん、目標に向かって活動しやすくなる効果も期待できます。

頭で理解するだけでなく体感しながら習得するものなので、瞑想と振り返りで合計60分間のプログラムを毎日行います。変化を実感できるまでの期間は、継続した場合およそ8週間。最終的には、復帰後に一人でも実践できるようになるのが目標です。

③職場で働く力の回復・向上

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ムラカラのプログラムでは、どこの職場でも必要とされる「コミュニケーション力」や「情報を整理する力」、それに「課題を発見する力」や「目標達成のためにPDCAを回す力」などを身に付けることを目指します。

そのため、仮想の課題を協力して解決するワークはもちろん、実際に村の方々がお悩みのことについて解決策を検討し、実施することにも取り組みたいと考えています。例えば、農業に詳しい村民の方のお知恵を借りながら「高齢化によって増加している休耕地の再生」などにチャレンジする予定です。

畑の開墾に取り組む過程では、周囲の人と協力する能力を高めることができますし、結果を出すために試行錯誤を重ねることは、次のキャリアでも活かせる貴重な経験になるはず。活動の中で「自分の向き・不向き」や「達成感を覚えた瞬間」を発見できれば、新たなキャリアのヒントにもなるでしょう。

④働き方・生き方の再構築

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利用を検討されている方の中には、従来の生活の中では「自分の人生について考え直すことが難しい」「キャリアチェンジなんて自分には関係ない話に思える」、周囲との人間関係もあり「視野を広く持ちづらい」とお悩みの方は少なくないと思います。

そこでムラカラでは、下北山村に住む“自分らしい生き方”を選択した方々との交流やキャリアプログラムを通して、「価値観の整理」や「将来像の具体化」を行います。移住やパラレルワークなどの生き方を実践している人に生の声を聞き、率直な疑問をぶつけてみたら、考え方が変化するかもしれません。

私たちは決して地方移住や大幅なキャリアチェンジばかりを推奨しているわけではありません。むしろムラカラを経て「自分には都市生活が合っている」と再認識する方もいるでしょう。重要なのは「思い込みを捨て、沢山の可能性の中から自分が納得できる選択をすること」なのです。

Q 通院はどうすればいいの?

下北山村の近郊にお住まいの方には、基本的に現在受診しているクリニックへの通院を継続していただきます。また、遠方からお越しの方や通院が難しくなる方には、下北山村の周辺にあるムラカラの協力医療機関をご紹介できます。医療機関の引継ぎや主治医への伝え方に悩む場合はお気軽にご相談ください。

Q お休みの日の過ごし方は?

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日曜日と月曜日、祝日はお休みとなり、各自で自由に過ごしていただけます。下北山村がある「奥大和」には熊野古道など世界遺産が多数あるので、ぜひ豊かな自然の魅力を堪能してください。

村内には池郷川や西の川という清流がありますから、川の流れを聴きながら散策したり、読書をするというような“飾らない贅沢”を味わっていただくのもお勧めです。川では鮎やアマゴ、ダム湖ではブラックバスが釣れるので、魚釣りが好きな方にはうってつけの環境ともいえるでしょう。体を動かすのが好きな方は、テニスやゴルフ、近隣の山へのハイキングなどが楽しめます。

もちろん、現地でもインターネットの使用は可能です。施設内にはWi-Fiを引いていますので、音楽や映画を鑑賞するなどして、のんびりと過ごすこともできますよ。

Q 利用終了のタイミングは?

ムラカラで目指していただく目標は「健康状態を安定させ、自分らしいライフキャリアを選択し、一歩踏み出すこと」です。つまり、自分が選択した環境でやっていける自信がついた時が、利用終了のタイミングであるともいえるでしょう。

その状態にたどり着くために必要な期間の目安は、3か月~1年程度。短すぎても得られるものが少ないですが、あまり長くなると、本来目指していた「自分らしい人生」へ踏み出すことに対して、腰が重くなってしまうかもしれません。再出発に向けたステップを、焦ることなく、一つずつ上っていきましょう。

Q 利用終了後のサポートは?

ムラカラは「ライフキャリアを根本的に見直したい人のためのサービス」ですので、利用を終えた方々は、多様な道を選ばれると考えられます。復職や再就職、フリーランスや独立といった働き方の変更、それに進学や新天地への移住も選択肢に入るでしょう。そのように環境が大きく変わるときは、一人で解決できない問題に出会うことも多いものです。

そこで活用していただきたいのが、利用終了後から半年間、無料で提供するオンラインフォローです。毎週土曜日に個別面談や、利用者さんも交えたブレインストーミングを行うので、スタッフも含む仲間と一緒に課題の解決策を考えることができます。また、復帰先の地域にある相談支援センターなどを活用する場合は、ご本人の承諾を得たうえで、ムラカラから情報を共有することも可能です。

Q 利用料金は?

「サービス利用料金の自己負担分」と「生活費」の合計で、月額35,00065,000円程度と試算(2020年9月現在)しています。

ムラカラは福祉制度で運用されるため、1か月あたりの利用料自己負担分は202011月時点で実質約25,000円以下になります。また前年度の収入状況が、国が定める「市町村民税非課税世帯」に該当する場合、利用料自己負担分は0円になります。

生活費は月々35,00040,000円程度(2020年9月現在での試算)です。これにはシェアハウスの住居費・光熱費・食費(1日3食分/日・月・祝日の昼食を除く)などが含まれます。

こうした金額を見て、少し割高に思われる方もいるかもしれません。しかし、都心でリワークに通所するのにも、サービスの利用料金のほかに交通費や昼食費がかかります。それらの雑費が1日あたり1,500円程度と考えれば、20日間の通所で30,000円かかることになります。通所していない日の生活費や衝動買いが減るのも含め、むしろ村での生活の方がローコストになる可能性は十分にあるのではないでしょうか。

Q 村へのアクセスは?

アクセスマップとしてまとめましたのでご参照ください。

▼公共交通機関を活用する場合

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▼お車の場合

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さらに詳しく知りたい方はオンライン無料相談会へ

ムラカラは一時的とはいえ転居を伴うサービスですから、今回の記事を読んだうえで「さらに詳しく話を聞きたい」という方もいらっしゃることでしょう。

そんな方はぜひ、ムラカラWebサイトのお問い合わせフォームから気軽にご連絡ください。Web上での無料相談も随時実施しておりますので、サービスについての疑問やご自身の現状についての悩みをお聞かせいただければと思います。

新型コロナウイルス感染症の影響で社会全体が大きく揺れ動いていますが、ムラカラスタッフはサービス開始へ向けて、いま出来る事に全力で取り組んでいるところです。10月から予定している現地での体験会のお知らせなど、続報は各種SNSでも発信してまいりますので、ぜひフォローしてお待ちください!

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