「診察の時に上手く話せない…」心療内科・精神科で診察を受ける時に医者に話しておきたい5つのポイント

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精神科や心療内科で初めて診察を受けるとき、どんなことを話せば上手く伝わると思いますか?

せっかくの機会ですから、できれば診察する側とされる側、お互いにとって有意義なコミュニケーションをとりたいものですよね。

この記事では、初診の方・すでに通院されている方含め、「何を伝えていいのか分からない」「上手く話せない」と悩んでいる方のために、診察の際に医師に話しておきたいポイントをご紹介します。前半では、そもそも精神科・心療内科って何だっけ?という内容にも簡単に触れていきます。

 

精神科・心療内科とは

精神科(精神神経科)は、心の症状を扱う診療科です。落ち込み、不安、イライラ、落ち着かない…などの気分症状、幻聴や幻覚などの精神症状、物忘れなどの認知症状、眠れないあるいは寝過ぎてしまうなどの睡眠症状といったものは、精神科の対象です。

心療内科は、心理的・社会的な要因から引き起こされた身体の症状を扱う診療科です。代表的な症状としては、吐き気や頭痛、全身倦怠感、胃痛などの身体症状があり、その背景に何か心理的なきっかけや理由が思い当たるときは心療内科が適しています。また、「検査などで異常がなく原因がわからないが、身体の不調が続いている」といった方も心療内科を受診されるケースが多いです。

下記記事では、病院選びに関して、さらに詳しくまとめています。ご参考ください。

うつになった時の病院選び 5つのポイント

精神科・心療内科の治療内容ってどんなことするの?

神経科、心療内科の診療においてはまず問診を行います。単に症状や状態について聞くだけではなく、現在のお仕事や生活環境、家族の状況、周囲の人間関係などが訊ねられます。正確な診断を下すためには、とりまく環境全体を把握しなければなりません。問診後の治療は、主として薬物療法と精神療法を併用して行われます。

また、精神科・心療内科へ行くと「必ず休職・退職させられるのでは?」と思う方もいるかもしれません。精神科・心療内科ではそういった生活面のご状況と合わせて、本当に休職すべきなのか、休職するとして、どのくらい休職した方が良いか、そういった話から相談に乗ってもらえます。まずは自分の状況を把握するための相談だと思って訪れてみましょう。
(参考:
「うつ病になったら仕事は休む?辞める?どちらがいいの?」

こんな症状の方は精神科・心療内科へ

精神科・心療内科を受診する人の症状として、例えば以下があります。

  • イライラ感が強い
  • 食欲がありすぎる
  • 気分が落ち込む
  • 不安が強い
  • イライラ感が強い
  • 喉がつかえる
  • 動悸がする
  • 頭痛
  • めまい
  • 食欲がない・食欲があり過ぎる
  • 幻覚や幻聴がある

 

各症状がどの程度であれば精神科・心療内科へかかった方がいいのかな?といまいち判断しづらいと思われる方がほとんどかと思います。しかし、どのような症状であっても、説明できないような辛さが続いているようであれば、まずは受診してみることをオススメします。

精神科・心療内科はどのくらいお金がかかる?

具体的な料金は症状や病院によっても異なるので、あらかじめ予約時に電話で症状を話し、目安の金額を聞いておくと良いかもしれません。一般的には公的医療保険により医療費の自己負担額は3割で利用できることが多いです。

また、精神疾患の治療に掛かる医療費を軽減する公的な制度で「自立支援医療制度」というものがあり、医療費の自己負担額が1割まで軽減されます。
(参考:自立支援医療制度って?

余談ですが、長期で休職・退職すると、収入に不安が出てくるかと思います。そういった方のためにも「生活保護制度」があります。知っておくと、それだけで随分と心にも余裕が出てきます。是非ご参考ください。
(参考:
うつ病で無収入に…そんなときに備えて知っておきたい「生活保護制度」

精神科・心療内科の初診ってどんな流れ?

多くの精神科・心療内科では、以下の流れで初診が行われます。

  1. 予約(web、または電話)
  2. 来院
  3. 問診票記入
  4. 診療
  5. 心理検査
  6. 会計

※各種検査やカウンセリングがある場合もあります。また、心理検査も必ず行うというわけではなく、必要に応じて行われます。

予約をする際に「緊張して問い合わせしづらい」という方もいらっしゃるでしょうが、精神科・心療内科のスタッフは基本的に緊張や不安が強い方と接することが多く、お電話でも問い合わせをした方が安心して話せるように心がけていることがほとんどですので、少しだけ勇気を出して問い合わせてみましょう。

精神科・心療内科の初診・診察で医者に「どういったご状況でしょうか?」と聞かれたら何を話すのが良い?

初診の方もすでに通院したことがある方も、診察の初めに「ご状況はいかがですか?」「どういったご状況でしょうか?」と聞かれることがあります。そんな時はまず、「一番気になっていること」や「一番困っていること」について話してみてください。

もし返事に困るときは、「よく分かりません」とそのまま話すのも一つです。医師によっては、答えやすいような質問に切り替えてくれることも。また、上手く答えられなくても、表情や声のトーンから伝わるものもあります。

精神科・心療内科の初診・診察で話しておきたい5つのポイント

「気になっていること」や「困っていること」に加えて、以下の5つのポイントについても伝えられるとより良いでしょう。

①生活リズム

□ 起床時間、就寝時間
□ 寝つきが良いか悪いか
□ 睡眠の途中で目覚めてしまうことはあるか
□ 目覚めの状態、気分
□ 日中どんな活動をしているか

②食欲

□ 食事はとれているか
□ 食事をおいしく感じられているか
□ 具体的な食事の内容

③身体の調子

□ 身体のだるさはあるか
□ 痛みなどの症状はあるか
(頭痛、胃痛、吐き気、肩こり、背中の痛み、めまいなど)

④心の調子

□ 「不安」「焦り」「落ち込み」「イライラ」などの辛い気持ちがあるか
□ 「死にたい」「消えてしまいたい」などの気持ちがあるか

⑤薬の影響

薬の処方に変更があった場合には、その後の①~④に関する変化の有無について伝えるとよいでしょう。

「いつから」「どれくらいの期間」「どの程度」を併せて伝えると、診断の参考になりやすいと思います。

精神科・心療内科の初診・診察までに準備しておきたいもの

受診時に事前に症状をまとめたメモやノートを活用こともおすすめします。すでに受診済みの方だと以前の診察で何を話したか見返すことができますし、今の状況を話すのが辛い時にも、とりあえずノートを見せることで今の状況を共有ができます。

自分で話す・伝えるのは難しそうという方は下記のシートも参考にしてみてください。

さいごに

症状になかなか改善がみられない場合、「前に話したから、同じことを言うのはやめておこう…」と諦めたりせず、改めて話してみましょう。同じ症状でも「継続している」という情報から見えてくることもあります。

また、いつもより長めに時間を取ってほしい時には、その旨を書いたメモを受付の方に渡しておくと、調整してもらえる可能性があります。

診察はよりよい治療に向けた貴重な情報交換の場です。より有意義なものにするために、気持ちの変化や症状について、できるだけ多くの情報を話してみましょう。

 

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