【うつ体験談】うつ病を経験したからこそ今の自分がいるー30代 男性(3/3) (『「うつ」で見つけた自分らしい人生』より)

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リヴァでは「近くにリヴァトレセンターがない方にも、うつから復帰するためのヒントをお伝えしたい」という思いから、2014年に『「うつ」で見つけた自分らしい人生』(日本法令)という本を刊行しました。

この記事では引き続き、『「うつ」で〜』の内容を一問一答式でご紹介します。(まだ前半の記事を読んでいない方は、下記よりお読みいただけます。 1/3はこちら 2/3はこちら

Q. うつ病から回復し、働き始めてみていかがですか?

今もですが行き詰った時は「じゃ、まいっか」と言葉を頭のなかで唱えるようにしています。

そうすることで、破裂する前に半ば強制的にガスを抜くことが出来、自分で自分を解放できる効果が大きかったです。つまりは自分を許すことにつながって、過度に追い込まなくなったことが再発を防いでいる大きな要因でしょうね。

Q. 金銭面についてどう乗り切りましたか?

休職中、無給になることへの不安はあり、『お金に悩まないこころの治療生活』といった本を読んだりして、通勤費公費負担制度(今の自立支援医療)を使って薬代を軽減したり、健康保険組合に傷病手当金を申請したり、失業保険の受給期間延長手続きなど可能なことは行いました。

結果としてお金に困ることはなかったですが、もし実家で療養できるのであれば、それが精神的にも一番好ましいかと思います。

Q. うつに対してのイメージには何か変化はありましたか?

うつになった当初は、うつ病に関する知識がなく、自分自身がうつ病になっていること自体、理解できませんでした。精神系の病気というと、わめいたり、ブツブツ言ったりする人とネガティブなイメージと結びつけてしまう感じでした。

今の心境としては、うつ病を経験したからこそ、今の自分がいると思っています。うつ病になったことは決してマイナスではなかったなと思います。

辛い経験をしたことで、人間としての厚みを増すことができ、人の気持ちに寄り添える心豊かな視点が持てるようになれたとするならば、プラスに捉えなおしても良いかもしれないと思っています。

Q. この本を読んでくれている方へのメッセージをお願いします

うつ病の回復には薬と休養のみならず、自らの疾病を打ち明け、受け入れてもらうことで安心して休息できる場があるかないかでは大きく異なります。

休養をとって、薬を飲んで、少しずつ周囲への関心や意欲が回復してきたら、カウンセリングやリワークプログラムを通じて、認知行動療法など自分のストレスケアに役立つ術を探してもいいと思います。自己中心だった生活から外に向かって徐々に活動を広げていくという感じでしょうか。

当時のわたしは同じ境遇の仲間を見つけることができなかったですが、もしそういった方々と共に支え合い、自信を取り戻せる場があれば、それはうらやましい環境だと思います。是非活用してもらったほうがいいと思います。

 


『「うつ」で見つけた自分らしい人生 (リヴァ著)』のご紹介

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