リヴァBiz利用者インタビューVOL.19:Nさん 「リワークを利用する数か月なんて(人生で見れば)誤差の範囲」

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産業医(人事)から紹介をされたときの印象と利用の決め手は?

社内でも以前説明があったので、リヴァBizのことはなんとなく知っていた。自分が通所するとは思っていなかったので、紹介された時は即答はしなかったが、会社を休んでいて予定もなく、そうなると起きる時間なども縛りが無くなってしまう。通所することで生活リズムもできるし、こうなったからこその打診だと自分も思ったので、ひとつの経験だと思って利用してみた。利用することの葛藤みたいなものはなく、1回経験してみようと思えた。ただ、事前にリヴァBiz制度導入の話を聞いていたので、もし全く知らなかったら違う印象だったかもしれない。

どんなことを取り組んだのか?

取り組んだプログラムは様々で、自己分析で自分の理解を深めたり、アサーションでコミュニケーションの表現方法を学んだり、一番多く参加したのは記事要約プレゼンテーション。それ以外だと、マイレポートや運動系のプログラムを通じて他利用者さんから、日々の生活習慣についてお話しが聞けたのがよかった。生活するうえで、食事・生活・運動は大事だなと再確認した。その基礎がないと新しいことはできないし、改めて自分自身の生活を見直す機会になった。

役に立ったと感じるプログラムは、自己分析。(自分のことについて)薄々と感じていたことはあったが、やはりそうだなと納得できた。 50歳超えるころから消極的になっており、今後の人生に向けて前向きになった方がいいかなと気づかされる部分があったので、そこは改善していきたいと考えている。一方で、自分はコツコツ、真面目、地道と言ったタイプなので、そこは大切にしたいことも改めて認識した。

リヴァBizを利用したことで得られた変化は?

リヴァBiz利用前は生活リズムが乱れ、土日の感覚が無くなってきていた。自分なりにそうならないようにもちろん努めていたが、規則正しく生活する動機付けが無かった。今だから感じるが、いきなり会社に戻るのはハードルが高いと思う。リヴァBizは月~金、ほぼ毎日参加できた。会社の就業時間とは異なるものの、規則正しく生活しなければならないし、利用することで土日という感覚もできてきた。特に、金曜午後にリヴァBizが終わった時の感覚が仕事と似ているように感じた。

例えば、予定もなく自宅で過ごしていると時間を持て余してしまう。そうすると、疾病のことや仕事のこと等々、余計なことを考えてしまって気持ち的に良くないが、リヴァBizを利用し、プログラムに参加していると余計なことを考えずに集中できた。

休職者へのアドバイスは?

休む期間にもよると思うが、長い間休んでいきなり復職するのは辛いと思う。リワークを間に挟んで、ステップを踏んだ方が気分体調もよいし、復帰しやすいと思う。また、リワークを利用することで、これまで知らなかった、気づけなかったことを体験できると思う。焦ってすぐ復職したくなる気持ちもわかるが、1回復職しても再発して休んでしまう人が多いと聞いた。自分は大丈夫と思っても休んでしまうのだと思う。そうならない為にも一度リワークを利用することをお勧めしたい。リヴァBizは時間的にも10-16時なので、(負荷が)ちょうどいいと感じる。宿題があるプログラムもあり、それも復職に向けて有効かもしれない。

 

 

休職者利用したいと思えるような人事や産業医からの声かけは?

私の場合は、復職してもすぐ休んでしまう方が多い、リワーク経験の有無で離職率が変わってくるという説明を受けた。対象の方がどう思うかによるが、休職を繰り返してしまうことよりも、ある意味長い目で見たら、リワークを利用する方が繰り返さずに済むと理解できれば価値があると思う。「明日にでも復帰しなくては」「自分は大丈夫」と強く思っている人には難しいのかもしれないが、自分は大丈夫なんだろうかと不安を感じている人や、特に若い人にはリワークを利用する数か月なんて(人生で見れば)誤差の範囲なので、色々な気づきや学びがある。ひとつの経験として捉えて欲しい

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