【実施報告】うつ病の方を支えるパートナー(配偶者)のために 家族支援『テトテ』vol.2

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※こちらのイベントは終了したものです。

こんにちは、スタッフの大倉です。

11月25日(土)リヴァトレ御茶ノ水にて「ご家族コミュニティ『テトテ』vo.2」を実施しました。

今回はうつ病等(うつ病や適応障害、不安障害、双極性障害など)を患っている方のパートナー3名、お子さま1名にご参加いただき、2時間にわたりワークショップを行いました。(前回の実施報告はこちら

「ご家族コミュニティ『テトテ』」とは?

「ご家族コミュニティ『テトテ』」は、うつ病等の方のご家族が「自分のことも大切にしながら、前向きに、パートナーと共に回復過程を進める」ことを目指すコミュニティです。

うつ病の方のご家族向けコミュニティサイト『encourage』を展開している株式会社ベータトリップ様と共同で運営をしています。

今回実施した『テトテ』vol.2では、「ジャーニーマップ」「セルフケアリスト」という2つのワークを行いました。

ジャーニーマップ

最初にパートナーの経験全体を客観視し、行動や経験を振り返る「ジャーニーマップ」を作成。

パートナーの様子が変わったと気づいた時から現在までの治療や日常生活での出来事を、関わりのある人やもの・場所などに触れながら、振り返りました。

また、その時々のパートナーの気持ちを想像したり、ご自身の感情について振り返ったりする作業にも取り組みました。

続いて「Q&A」の時間では、参加者が「ジャーニーマップ」の作成を通して疑問に感じたことや、普段困っていることについて、精神保健福祉士や社会保険労務士の資格を持つリヴァスタッフが答える質疑応答を行いました。

「ジャーニーマップ」のワークでは、パートナーの経験全体についての客観的な視点や、治療の過程で活用できるヒントが得られたと思います。

セルフケアリスト

最後に、自分を大切にするためにできそうなことを見つける「セルフケアリスト」を実施。

ご自身を意識的に大切にするための「ちょっとした工夫」や「活用できそうなもの」を、具体的に書き出していただきました。

例えば、映画・読書・お風呂など日常にあるものや、しばらくやっていないことなど。「自分をいたわる」という視点で日常を振り返っていただくことで、なにげないこともご自身を大切にする材料になります。

参加者の方から「書き出している段階でとてもワクワクしました。それだけでもケアの効果があると思います」という感想をいただきました。

参加者の感想

参加いただいた方の感想を一部ご紹介します。

「パートナーも自分もお互い不安な中で、その不安を相手にぶつけてしまっていることに気付きました。何が不安なのかを共有し、お互いの行動を理解できるように話し合ってみます」
「空気が重くならずに、デリケートな話題でも笑顔が絶えないステキな場でした。是非継続してほしいと思います」
「話をシェアするのになかなか緊張感がとけませんが、参加された方々のお互いの話がもっと聞けるといいなと感じました」
「疾病について、ある程度パートナーと話し合えていることは、とても有効だということがわかり安心しました」

今後、より良い会を実施できるように、ご意見をいただいた点を活かしていきたいと思います

次回の開催について

次回の開催は、2018年2月下旬~3月頃を予定しています。
正式に内容が決まりましたら、弊社のウェブサイトでご案内をさせていただきます。

(大倉)

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