縁を切る生き方【漫画/松浦さんの双極ライフ】

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縁を切る生き方【漫画/松浦さんの双極ライフ】縁を切る生き方【漫画/松浦さんの双極ライフ】

解説コラム

私は社会人になって以来、人と出会っては縁を切る…ということを何度も繰り返してきました。過去の職歴を振り返ると、いつも軽躁によるハイな状態で入社しながら、最後は決まってうつのどん底で、出社も出来ないまま消えるように離職。

縁を切るときは、誰かに何か言われたわけでもないのに「うつで仕事を休んだ自分はダメだ」という自己嫌悪や「職場に迷惑をかけて、合わせる顔がない」という罪悪感に苦しむようになり、やがて「できれば誰とも接触せずに逃げたい」と考えるようになります。

よくしてもらった上司や同僚にさえ、メール1本で最後の挨拶を済ませ、送別会などが行われないように逃げるように退職してきました。

プライベートにしても、軽躁時はセミナーや交流会などに参加して沢山つながりをつくる一方で、不調の波がくると誘いを受けても適当な理由を付けて断ってしまいます。それが積み重なると疎遠になって、気づけばSNS上のつながりだけになることがしばしば。

ある時期までは「私の性格に問題があるから仕事が長続きしないのだ」と思っていましたが、疾病から生じる気分の浮き沈みが強く影響しているということが分かってからは、少しずつ自己肯定感が高まってきました。

他人との関わり方についても人とのご縁こそ、今の自分を作っている」と考えを改めました。

例えば、現在勤めているリヴァとの繋がりもそう。友人の紹介で勤めた会社で出会った青木(現リヴァ役員)の助言で、自分が双極性障害を患っていることに気付くことができました。

また、当時の上司だった伊藤(現リヴァ代表)が立ち上げたリヴァトレで私自身が利用者になり、そのご縁から社員となって、今日まで7年以上勤務し続けています。これらのどのご縁が欠けても、いまの自分は存在しないでしょう。

近頃は、例えば大勢の人が集まる場でも「この人だ!」と思った人とだけ深く話すようにしていて、病気についても打ち明けつつ、背伸びしない“等身大”の人間関係を築けるようになりました。

初めから病気のことを話してあると、調子が悪くなった時にも正直に話せるので罪悪感がなく、理由を理解した相手の方も、たいてい快くスケジュールの再調整に協力してくれます。

今後もこのように、細く長くご縁をつなげていければと思います。

 

原案:松浦秀俊
作画:のんた丸孝
監修:佐々木規夫(産業医/精神科医)
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この記事を書いた人
松浦 秀俊 株式会社リヴァ リヴァトレ事業部/広報担当

精神保健福祉士/産業カウンセラー

1982年島根県生まれ。21歳の時に双極性障害を発症。20代で転職3回休職4回を経て、リヴァの社会復帰サービスを利用。後に同社へ入社し現在、勤続7年目(現職での休職0回)。 一児の父。

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