断られ続けて8年…悲願の事業に理解者が!?【リヴァ10周年社史漫画】「第5話 法人向けサービスの実現」

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こんにちは、スタッフの高階です。

株式会社リヴァの設立10周年を記念して制作を開始した「社史漫画」。第5話を迎えた今回は、社史漫画に登場する事業として3つ目になる、法人向けサービス「リヴァBiz」をご紹介します。起業当初から温め続けてきたこのサービスが実現に至ったその瞬間を、ぜひ漫画の中の代表・伊藤とともに味わってみてください。

制作にあたり、リヴァBizをご利用いただいている三菱ケミカル株式会社で産業医を務める野﨑様からコメントをいただくことができました。本記事の後半でご紹介しますので、どうぞ最後までご覧ください!

漫画本編

断られ続けて8年…悲願の事業に理解者が!?【リヴァ10周年社史漫画】「第5話 法人向けサービスの実現」

※社史の漫画化にあたって、実際の出来事を脚色して描いています

解説 ―リヴァ代表・伊藤

一般的に「企業は安全配慮義務もあるので従業員が健康でいるための努力はするが、病気などで休職した場合、復職に向けた準備などは『従業員本人』が取り組むもの」とされています。しかし私は、起業以前からそのことに疑問を抱いていました。休職されている方は多くの場合、復帰することへ不安や孤独を感じていらっしゃいます。一方で、企業としては「復帰をサポートしたい」という意思はあっても、本人の回復を待つより他にできることがないということもあります。職場復帰に向けたリハビリテーションである「リワーク」も、認知度の低かった当時は、実施主体によって支援の内容や質が様々であり、利用までに時間がかかることも多いなど、とても使いにくいものでした。そうした状況を目の当たりにしていた私は「各企業が、休職期間の短縮や復帰後のパフォーマンス向上、メンタル不調の再発予防などを支援する仕組みを社内に持つことができれば、従業員はより安心して働けるようになり、結果的に休職者も減るのではないか」と考えるようになりました。

この構想を実現しようと複数の企業に提案したものの、東日本大震災の影響などもあって受託には至らず、2度にわたって断念。それでも「この仕組みが当たり前のように企業の中に整備されるようになれば、社会はもっと生きやすく変わっていくはず」と信じ、導入してくれる企業を諦めずに探しました。そしてリヴァ設立から8年目の2018年、産業医である野﨑先生との出会いがきっかけとなって、先生が勤務する三菱ケミカル株式会社で導入していただけることになり、ついにリヴァBizの提供を開始することができたのです。

今後は3年間の実績(2111月現在)をもとに、オンラインでのサービス提供も視野に入れながら、1社でも多くの企業に導入していただけるよう取り組んでいきたいと考えています。

リヴァBizを導入されているお客様企業の声 野﨑卓朗様(三菱ケミカル株式会社産業医)

以前から産業医として働いていて、うつ病などのメンタルヘルス不調で休業する方は、職場復帰しても安定した就業が継続できなかったり、再休業してしまったりすることが多く、会社の健康管理上の課題の一つと考えていました。会社としては、メンタルヘルス不調者の復帰可否を適切に判断する際には、その状態まで適切に準備ができていることや、継続的に安定就業が見込まれるかを確認するため、職場復帰に関する考え方を明文化するなどしてきましたが、思うように結果が出ていませんでした。

復帰に向けた適切な準備を行い、会社としても安定就業の見込みを判断する一つの有効な方法として、医療機関で実施されているリワークの利用がありましたが、従業員や会社関係者にとってあまりなじみのないもので、主治医の変更や、開始までの待機期間があることなどの理由もあり、産業医から勧めてもなかなか利用に結びつかない状況でした。

そのようなタイミングで、リヴァの就業支援について知る機会に恵まれ、「会社として復帰支援を行う場を設けることで、従業員や会社にとっても身近な存在になり、利用しやすくなる」と考え、復帰支援施設の開設についてご相談させていただきました。開設までに、会社の考え方や状況、要望を丁寧に汲みとっていただき、会社にとって最適な形を一緒に模索していただくことで、よりよい復帰支援環境が整えることができたと考えています。また会社や従業員の特性を理解した上で支援をしてもらえますし、定期的に運用状況を一緒に振り返り、個人情報に配慮しつつ情報共有をする方法などを改善していくことで、より効果的な支援を受けられるようになったと感じています。実際、リヴァBizのプログラムを受け復帰した方は、復帰後も安定して就業継続ができていますし、メンタルヘルス不調になっても、しっかり活躍する姿を見ることで、周囲の従業員の見方も少しずつ、変わってきた印象です。

メンタルヘルス不調になっても再休業せず、活躍し続けられるということは、本人だけでなく、一緒に働く方や会社にとっても非常に好ましいことだと考えています。

 

作画:

狭間 創(はざま・つくる/漫画家)

三度の飯と漫画が好き。前職はデザイナー。 リヴァの社史を面白おかしく読めるよう、真面目にふざけて描きます。

マンガ広告の制作なども手がけていますので、お気軽にお問い合わせください。 これまでに制作した作品の一部と問い合わせ先はこちらでご覧いただけます。
https://hazama-tukuru.tumblr.com/

いかがでしたでしょうか?

最後になりましたが、第5話公開にあたりご協力賜りました三菱ケミカル株式会社様、快くコメントをお寄せくださった野﨑先生に、この場を借りて厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。

さて、第5話までリヴァが展開するサービスをご紹介してきました。第6話からは少々趣向を変え、裏方で活躍するスタッフたちも描いていきます。次回以降も乞うご期待!

 

★第6話はこちら

★これまでに公開した漫画はこちらからご覧いただけます。
1 リヴァ設立
2 リヴァトレサービス開始
3 サービスの成長
4 IT活用への挑戦

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