リヴァトレの「リラクゼーション」プログラムについて

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こんにちは。リヴァトレ支援員の大倉です。

皆さんは、緊張から思ったように話せなかったり、漠然とした不安から夜眠れなかったりして、困った経験はありませんか?そんなときに役立てていただけるよう、この記事ではリヴァトレで提供している、セルフケアとしての「リラクゼーション」プログラムについてご紹介します。

リヴァトレの「リラクゼーション」プログラムについて

リラクゼーションは「身体と心が、緊張と不安から解放されているとき(※)」と定義されています。

リヴァトレではリラクゼーションのためのプログラムを数種類提供しており、今回はそのうち3つをご紹介します。どのリラクゼーション方法にもそれぞれの良さがありますが、ご自身との相性もあると思うので、よりしっくりくるものを取り入れていただけたら幸いです。

※Oxford Dictionary (2014). Relaxationより

(1)自律訓練法を学ぶプログラム

自律訓練法は、ドイツの神経科医のシュルツ(J.H.Schultz)によって創られました。不安や緊張の緩和、自律神経系のバランスの調整など、様々なリラクゼーション効果が証明されている方法です。

自律訓練法は英語で「Autogenic Training」と言いますが、Autogenicという言葉には「ありのままに任せる」という意味も含まれます。不安や緊張などを感じている自分から離れ、余分な緊張のない「ありのままの自分」を感じることで、いろいろなバランスが整えられ、リラックスした状態になれるといわれています。

疾患をお持ちの方は、その種類や状態によって、自立訓練法が悪影響を及ぼす可能性もあるため、注意が必要です。そのためリヴァトレのプログラムでは、外部の研修を受講したスタッフが、安全に配慮した形で実施しています。

スタッフからの講義があり、その後椅子に座った状態で、スタッフの誘導に沿って約10分ほど実践します。

プログラムは日中に行いますが、セルフケアとして睡眠前に取り入れた方などからは「寝つきが良くなった」などの感想をお寄せいただいています。

(2)呼吸法を学ぶプログラム

産まれたときから休まずに続けている呼吸、皆さんは普段どれくらい意識されているでしょうか。

人間の体は、息を吐けば自然と力が抜けるようにできています。「リラックスしよう」「力を抜こう」と頑張る必要はありません。細かなやり方にはとらわれず、まずゆっくりと「呼吸をしていること」に意識を向けて身体の感覚に頼りながら、力が抜けてリラックスした感覚を体感すると良いといわれています。

呼吸法_リヴァトレの「リラクゼーション」プログラムについて

世の中にはたくさんの呼吸法がありますが、リヴァトレのプログラムでは腹式呼吸をベースとした呼吸法をご紹介し、実践しています。プログラム中に実施するのは5~10分ほどですが、「短い時間でもリラックスして少し眠れる」「頭がすっきりする」などの感想をいただいています。

(3)漸進的筋弛緩法を学ぶプログラム

漸進的筋弛緩法(ぜんしんてききんしかんほう)はアメリカの医師エドモンド・ジェイコブソンが考案しました。

おでこから爪先まで、身体の様々な部位に「あえて力を入れて、抜く」を繰り返し、力が抜けている感覚を掴むリラクゼーション方法です。身体の力が抜けている状態を感じることが、気持ちの力が抜けることにつながり、リラックスした状態を感じられるようになります。

リヴァトレのプログラムでは、ちょっとしたコツをお伝えしつつ、スタッフの誘導のもと実践していきます。参加された方からは「普段なかなかほぐれにくいと感じる部分もほぐれたように感じる」や「リラックスしている状態の体の感覚がつかみやすい」などの感想をいただいています。

おわりに

リラクゼーションの方法は一種の「技」だと思います。繰り返し取り組むことによって身につき、いつでもどこでもセルフケアができるようになる、とても便利な技です。

以前、リラクゼーションのプログラムによく参加している利用者さんに、繰り返し取り組むことで得られた変化について伺ったところ、「電車での移動中や誰かとの会話中に、緊張や不安を感じている自分に気づきやすくなりました。そんなときにリラクゼーションの技法を使ってみると、その嫌な感覚が自分でコントロールできて、早めに治まっていくように感じるんです」と教えてくださいました。

リラクゼーションプログラムの最後に、利用者さんにお伝えしているメッセージがあります。それは「一度身につけられれば、一生・無料で・こっそり使えますよ」というものです。

リラクゼーションの技法はどれも難しいものではありません。リラックスを「作れるもの」と捉え、自分で自分のケアができるようになると、人生が少し生きやすくなるように思います。

リヴァトレでは、定期的なプログラムとしてリラクゼーションを実施しています。「興味はあるけれど、自分一人ではなかなかやるきっかけが掴めない」という方は、こういったプログラムをきっかけに取り組んでみてはいかがでしょうか。

また、リヴァトレを利用されていない方も、「実施する時間を決める」等の工夫をしながら、日常にリラクゼーションを取り入れてみてはいかがでしょう。

(リヴァトレのその他のプログラム紹介はこちら

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この記事を書いた人
大倉 愛由 株式会社 リヴァ

株式会社リヴァ 精神保健福祉士/産業カウンセラー試験合格

大学で臨床心理学を専攻したのち、都内の精神科クリニックの相談員や行政での生活保護業務など様々な領域を経験している。
株式会社リヴァに入社後は、生活訓練・就労移行支援のどちらにも携わり、心理系プログラムを中心にサービス提供を行っている。

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